モミジ
2017年 11月 15日
今日は月1回の「万葉集を読む」に明日香村の万葉文化館まで行ってきた。
今日は 田村大嬢と坂上大嬢(巻四・756~761番歌)
大伴の田村家の大嬢の妹坂上大嬢に贈れる歌四首
756 外にいて恋ふるは苦し吾妹子を継ぎて相見む事計せよ
外ながらお逢いしたく思うのはつらいことです。あなたを見続けられる
ようにうまく計画してください。
757 遠くあらばわびてもあらむを里近く在りと聞きつつ見ぬが術なさ
遠くにいるのなら辛い想い出過ごしもしましょうが、わが里近くにいる
と聞きながらお逢いしないのが、術ない思いです。
738 白雲のたなびく山の高高にわが思ふ妹を見むよしもがな
白雲のたなびく山のように高く高く首をのばして待ち思うあなたと
お逢い手立てはないものでしょうか。
739 いかならむ時にか妹を葎生のきたなき屋戸に入りいませなむ
いつ、あなたを迎えて、このむさくるしい我が家にお入れ申し上げる
ことでしょう。
万葉集の原文は万葉仮名で書かれているのですが、その読みをを現代漢字とひらがな
で表記して、平易に訳して説明してくれます。
さらに、田村とか坂上などの場所がどこなのか、古文書などから推測して説明くれます。
万葉文化館の3人の研究員が毎月交代で説明してくれます。
一方的に聞いているだけです。
聞いている時はなんとなく分かったような気になります。
by narakin
| 2017-11-15 21:54
| 風景
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