カボチャとスイカの授粉
2012年 05月 30日
どちらも雄花と雌花があって、雄花だけでも雌花だけでも実はできないのです。
スイカの花の写真です。
見て分かるように雌花にはスイカの形をした膨らみがあり、雄花にはこの膨らみは無いよね。
花の中の雌しべと雄しべも形が異なります。
雌しべの表面は雄しべの花粉をくっつけるために濡れています。
カボチャの写真です。
スイカと同じように雌花にはカボチャの形をした膨らみがついていますね。
雌しべと雄しべの形も見た目ではっきりと違いが分かります。
最近は蜜蜂が少なくなっているみたいなので、受粉が出来ない場合があるのです。
そこで、確実に実を付けてもらうために、人間が雄花の雄しべから雌花の雌しべに強制的に受粉してやるのです。
これはカボチャの雄花の花びらをちぎって雄しべだけにした状態
この雄しべを雌花の中の雌しべにチョンチョンとふれることで雄しべの花粉が雌しべにくっついて受粉完了です。
下の写真の左は受粉出来たカボチャで右は受粉出来なかったカボチャ。
受粉出来たカボチャは実が生長して行くのですが、
受粉が出来なかったカボチャの実は生長できずに枯れてしまうのです。
これから、しばらくは毎朝様子を見に行き、受粉をしてやります。
ナラキンさんは直接やるんですね。
その方が確かに確実ですよね。
花の下側に膨らみがある方が雌花ですね。
今度近くの畑を観察してみよう。
2~3本しか植えていないカボチャやスイカなので、直接やるのが手っ取り早いのです。
手間をかける分だけ野菜は応えてくれるので、やりがいがあります。