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千客万来みんなで楽しく行きましょう


by narakin
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竹田城跡と生野銀山

18日は早い朝ご飯を食べ終わってからチェックアウトして、8時過ぎに車スタート。
中国道、播但自動車道を経由して朝来ICで国道312号に出て一路竹田へ。
まもなく左手の丘の上に竹田城跡の石垣が見えてきます。
竹田城跡と生野銀山_f0089748_22014748.jpg
ガイドブックでは城跡の近くに駐車場が書いて有ったが、整理員がいて、かなり手前の駐車場までしか行けなかった。
平日の朝10時過ぎだというのに、すでに大型観光バスが数台、乗用車も沢山停まっている。
竹田城跡と生野銀山_f0089748_22052189.jpg
この駐車場からは片道2kmと言われたが、実際に歩くと城跡まで2.5kmはあったのではないかな。
天気が良くて、風がほとんどなかったので、ゆっくり歩いていても汗が噴き出てくる。
途中の道路はほとんど舗装されているので、歩きやすかった。
城跡の入り口で観覧料金300円を払って、入っていきます。
入るとほぼ昔のままに残っている石垣が目の前に広がります。
近すぎて全貌がよく分からない。
規模は南北400m、東西100mに及ぶそうです。
竹田城跡と生野銀山_f0089748_22103937.jpg
天空の城として有名になってから観光客が多くなり、石垣の崩壊の危険があるとかで、本丸跡地の中には入れないようになっていた。
あちこちにボランティアガイドさんが立っていて、歴史のこととか石垣の石材のことなど親切に教えて貰えた。
南千畳から撮影した4枚の写真でパノラマ処理した写真。
小さくなりすぎて見にくいかな。
竹田城跡と生野銀山_f0089748_22140196.jpg
報道写真でよく見かける雲の上の城跡は川を挟んだ東側の中腹から見た、早朝の川霧に囲まれた状態の写真だそうです。
夏場は川霧が発生しないので、あのような景色はないとのこと。
富士山と同じで、遠くから眺める方が趣がありそうです。
また、歩いて駐車場まで帰ってきたら、ほぼ2時間たっていました。

「生野銀山」
竹田城跡を後にして、途中で昼飯に冷たい麺類を食べてから、史跡「生野銀山」へ。
竹田城跡と生野銀山_f0089748_22375886.jpg
13:20ごろ入場券900円を買うと、「5分ほど待っていたらボランティアガイドさんが案内してくれるよ」と言ってくれたので、ガイドさんの後についていくことにした。お客さんは我々4人と2人の老夫婦合わせて6人だけ。
ほとんど我々の貸し切り状態。
門を入ると滝を挟んで2つの坑道入り口が見える。
竹田城跡と生野銀山_f0089748_22405239.jpg
右側の橋の向こうに江戸時代の古い坑道口、左手に明治初期にフランス人技士を招いて近代化された坑道口。
近代化された坑道口はトロッコのレールが敷かれていたが今は取り払われている。
竹田城跡と生野銀山_f0089748_22452810.jpg
観光コースは、こちらから入り、もう一つの口に出てくるのです。
ガイドは約1時間で廻ってくれます。

807年に高山が発見されたと伝えられている。
織田信長、豊臣秀吉の時代に代官を置いて管理していた。
徳川家康が天下をとり、奉行をおいている。
織田の時代から江戸時代と銀の産出が盛ん。

坑道に入ると気温は13℃。外は30℃以上あったので、寒いこと。
江戸時代までは人力での掘削で、電気も無く大変な作業を強いられていたことは想像に難い。
金槌とノミでコツコツと掘り進んでいた「狸堀」という這いながらでは無いと通れないような小さなトンネルがあちこちの見つかっている。
竹田城跡と生野銀山_f0089748_23002572.jpg
明治初期にフランス人の技士のもとで、近代経営化が始まり、明治22年には皇室財産となり、明治29年には三菱合資会社へ払い下げられ、国内有数の大鉱山として稼働したが、昭和48年に閉山した。その間に掘り進んだ坑道の総延長は350km以上、深さは880mの深部まで達している。

すでに閉山しているが、今でも三菱マテリアルが管理していて、いつまでも離れることは出来ないだろうとのこと。
坑道から出て来る湧き水には色んな鉱石から出て来る鉱毒があるので、それを無害にしてからでないと放流できないのです。
鉱毒が無くなることは永遠に無いだろうからとのこと。
ガイドさんが、福島の原発の後処理で東電も同じように永遠に逃れることが出来ないことだろう。と言っていたのにはもの凄い重みを感じました。

坑道から外に出ると、また蒸し暑い外界に曝され、現実に引き戻されてしまいました。

旧友との再会で、飲んで語って、さらに、このような見学までして、有意義な2日間でした。
またの再開を誓って、旧友達とお別れしました。
Commented by はのそん at 2014-07-20 21:42 x
ナラキンさん六甲山から有馬温泉、竹田城址と生野銀山を級友たちと廻ることができ有意義な2日間を過ごせて良かったですね。皆さん40数年ぶりに交際が再開しどうやら継続しそうな雰囲気となりましたね。顔を合わせるだけでも意義あることなのに2日間の旅行を織り込むということで中身の濃い気の置けない同級生といった感じが伝わってまいります。
竹田城址はまだ話題になっていない5年ほど前に登りました。登るっていうより当時数えるほどしか観光客はおらず車で間際まで行くことができ少し歩くだけで行けましたし、自由に好きなところにも行けました。でもナラキンさんの制限されたエリアの中で素晴らしい写真見入っております。生野銀山は入口まで行ったことはありますが見学はしたことがありませんので写真と説明を見て機会があったら一度行きたいと思いました。
Commented by みーたん at 2014-07-21 01:03 x
私も一度行って見たい場所です。
観光客が増えたみたいなのでほとぼりが冷めてから。。。と思っていますがまだ多いのですね。

お友達と過ごした日々、いい思い出になりましたね。
Commented by narakin at 2014-07-21 17:00
はのそんさん、5年ほど前には竹田城址は人出が少なかったのですね。
そんな時に行ってみたかったな。
私が行ったときは行列をなすほどではなく、ゆっくりと見学出来ました。
多いときには1日に7,000人ほどが訪れるみたいです。

生野銀山の入場料は900円と高いですが、昼の1時か1時半から無料でボランティアガイドさんが案内してくれるので、それに合わせて行くと価値がありますよ。
Commented by narakin at 2014-07-21 17:11
みーたんさん、竹田城址の人気に乗じて、観光客誘致の駐車場とか土産物店、食堂等の設備増強を進めているので、ますます観光客が増えそうです。
私たちは平日に行ったので、比較的人が少なくてゆっくりと出来ました。
Commented by 扇香 at 2014-07-21 17:54 x
わぁ~~~いいな。
天空 の 城としてテレビで放映されたのを見て
行って見たいなぁ~と思いながら機会が・・
見せてくださって有難うございます。

夏は坑道で過ごしたら、最高良いでしょうね。でも?ビールが
美味しくないかもね。(≡^∇^≡)ニャハハ・
でもお仕事としては銀取るのはきつい仕事だったのでしょね。
Commented by narakin at 2014-07-21 21:13
扇香さん、竹田城址は完全な山城で、植えに登ると360℃のパノラマが見ることが出来て、たしかに天空の城でした。

坑道内は13℃と涼しいので寒かったよ。
昔マドンナさんは電気間なかったので、菜種油の燈火だけを頼りにキツイ作業をしていたのですね。
by narakin | 2014-07-19 23:33 | 風景 | Comments(6)