歴史勉強会
2016年 03月 15日
毎月1回、公民館の研修室で講師を迎えて2時間の講義をしてもらっている。
今年度は天理参考館の学芸員をしていた方で、古墳とか遺跡の発掘が専門。
考古学の概略という観点で、
考古学資料の年代決定法から始まり、縄文時代、弥生時代、古墳時代から終末期の古墳と資料を用いて講義していただいた。
いつもは研修室での座学だが、年に1回は館外研修の形で史跡等を巡り勉強している。
今日は、その館外研修で、大阪府和泉市の池上曽根遺跡をメインに弥生文化博物館、信太の森鏡遺跡公園・聖神社、いずみの国歴史館を巡ってきた。
池上・曽根遺跡(いけがみそねいせき)は、大阪府和泉市池上町と同泉大津市曽根町とにまたがる弥生時代中期の環濠集落遺跡をさし、南北1.5km、東西0.6kmの範囲に広がる総面積60万m²に達する大集落遺跡である。
昭和40年代に発掘調査が行われて、建物跡や土器など多量の出土品があり、それを基に建物が復元された史跡公園が出来ている。
史跡公園の隣に弥生文化博物館があり、地元の遺跡にとどまらず、弥生文化全般を対象とした全国で唯一の博物館。
信太の森の鏡池は、演劇・文芸などを通じて有名となった「葛の葉伝説」の舞台として知られている。
安倍保名が信太大明神(聖神社)に祈願に行った際、池の水面に映った傷ついた白狐を助けたことで、後にその白狐が女人となり保名の妻(葛の葉)となり男子を授かる。
その男子が陰陽師で有名な安倍清明だという伝説。
聖神社は白鳳3年(674年)天武天皇の勅願で信太首が創建したと伝えられている。
祭神は素戔嗚尊の孫神「聖大神」を主祭神としている。
いずみの国歴史館は、和泉市と周辺地域に伝わる歴史資料や民族資料など、様々な文化財の展示を行い、多くの人に文化財に対して理解を深めてもらうのを目的として平成11年4月に開館したもの。
詳細内容は省略します。
今日一日で、弥生時代の勉強をしてきました。
池上・曽根遺跡は広大さにびっくりしました。むかしの営みが行われていると思うと見学も感慨深いものになったかと思います。それにしても広大な地域を巡るとなると歩く距離も相当かなと思います。
しばし投稿が無くどうしたのかなと懸念しておりました。しっかり日常を過ごしておられる様子安心いたしました。
勉強会のメンバー20名のみなさんは65歳以上のお年寄りばかりですから、歩き回らなくて良いように、マイクロバスをチャーターして各地を回ったのですよ。
かなり、大きな建物でしたよ。