往馬大社の火祭り
2017年 10月 08日
今日は往馬大社(いこまたいしゃ)の火祭りを見に行ってきた。
奈良県生駒市にある神社で往馬坐伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこじんじゃ)が正式名称。
往馬大社の創立年代は定かでないが、神社の古い記述では雄略天皇三年(457年)とされているそうです。
祭神は 伊古麻都比古(いこまつひこ)伊古麻都比賣(いこまつひめ)の男女一対の神で古代より火を司る神として信仰されている。
毎年、体育の日の前日に秋祭りが行われる。
神前から「火を取り出す」ことがこの祭りの最大の特徴であることから「火祭り」と言われており、奈良県の無形民俗文化財に指定されている。
社殿は小高い森の中にあり、石の鳥居をくぐったら広場があり、そこに御旅所の立派な建物があり、その横に急な石の階段があり、その石段を上ると、拝殿と本殿がある。
お祭りは御旅所で行われる。
火祭りのスケジュール
14:00 社務所出立
14:30 渡御祝辞・神輿渡御
15:00 御串下し
15:30 御供上げ 祝詞奏上
16:00 大松明 神楽 弁随舞
16:30 火取り行事
社務所出立は神主を先頭に氏子たちが鳥居をくぐって石段を上がって拝殿に入る。
渡御祝辞・神輿渡御は拝殿で厳かに行われる。
御串はススキの穂で作られたもの
御旅所に氏子たちが揃うと、お供え物を手渡しリレー式で御旅所に運ぶ。
北方と南方のどちらが早くすべてのお供え物を運び終えるかの競争する。
神主さんが3本目の御幣に手を掛けたのを合図に大太鼓が打ち鳴らされ、それを合図に御旅所の両サイドから大松明が持ち出され立てられる。
それに若者が飛び乗り、4本の御串を刺します。
これも北方と南方との競争。
差し終わったら、倒して御串を抜き、鳥居近くに待機。
続いて、弁随舞
御旅所の高座の奥で火出し役が二つの松明に十分に火を燃え移らせ、燃え盛る松明を火取りに渡すと、火取りは松明を担いで全力で石段を駆け降りる。
速く石段(7段だけしかない)を下りた方が勝ち。
御串のそばを通り抜け、その時にススキに火が燃え移り大きく炎が舞い上がる。
これは一瞬の出来事で、松明を渡されてから10秒程度の出来事でした。
火祭りと言うからには大松明で少なくとも数分間は火がぼうぼうと燃えるものと思っていたが、あっと言う間に終わりました。
それでも、火取りまでの神事と言い、神官、氏子たちの古式豊かな服装、振る舞いが素晴らしいものでした。
お祭りですから、参道には出店も出ていましたよ。
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はのそん
at 2017-10-09 12:01
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昨日は気温も高く暑い一日でした。
>火祭りと言うからには大松明で少なくとも数分間は火がぼうぼうと燃えるものと思っていたが、あっと言う間に終わりました。
長い間待たされてクライマックスが一瞬とは拍子抜けだったようですが、そこまでの過程に価値を感じたようでよかったですね。
>火祭りと言うからには大松明で少なくとも数分間は火がぼうぼうと燃えるものと思っていたが、あっと言う間に終わりました。
長い間待たされてクライマックスが一瞬とは拍子抜けだったようですが、そこまでの過程に価値を感じたようでよかったですね。
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よっちやん
at 2017-10-09 14:33
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かなり盛大にやられていますね。参加者も多いですね。
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narakin at 2017-10-09 18:33
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narakin at 2017-10-09 18:34
よっちゃん
素晴らしい伝統行事でしたよ。
素晴らしい伝統行事でしたよ。
by narakin
| 2017-10-08 22:21
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Comments(4)