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by narakin
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万葉集をよむ

奈良県明日香村にある万葉文化館で毎月第3水曜日の14時~15時半に「万葉集をよむ」という講座があります。
平成20年11月から始まって、巻1の1番歌から数首の歌を順に講義してくれています。
聴講料無料で、事前申し込み不要です。
私は数年前から聴講し始めてほぼ毎回参加しています。

いつもだと、250名程度の聴講者なのに、今日はいつもよりも多くて約350名のの聴講者がいました。
今年4月1日に発表された新元号「令和」は万葉集の「梅花の歌三十二首併せて序」を参考にしたとのことで、万葉集が俄然注目されている結果でしょう。
いつもはいない報道関係のカメラが3台も入っていました。
例の「梅花の歌三十二首併せて序」(巻5の815~846番歌)は今年の1月に講義されていたのです。
その時は、これが新元号に関係してくるなどとは誰も思いもしなかったことでしょう。

今日の講義は巻5の864~867番歌で「吉田宜」が大宰府の長官である大伴旅人に送った手紙と歌でした。
大伴旅人が大宰府で催した歌会の内容が「梅花の歌三十二首併せて序」であり、その内容を大伴旅人が奈良の都にいる吉田宜の送られたものに対して、返答したものです。
くしくも新元号に合わせたかのようなタイミングの良さではないか。
吉田宜の人物像と手紙文と歌4首の解説をしてくれました。
万葉集の時代の有識者は中国の有名な書籍等を熟読しており、そこから色々と参照して歌を作り、手紙を書いたことなど、参考文献などを紹介しながら、解説してくれるので勉強になりました。

Commented by みかんやま at 2019-04-20 18:02 x
ナラキンさん無料で有り難いですね。長く続ける努力が人生でも1番大切ですね。解っていても私等、人生の落伍者あとの祭りです。ご参考迄に是非検索して頂きます様に。
 長田王の時代、薩摩は日本の国ではなかったそうです。隼人族が住んでいた異邦の土地だったそうです。下のアドレスで見て頂きます様に。
 「万葉集」で、一番南で詠まれた歌が、鹿児島県長島町での、長田王、大伴旅人の2首、あるそうです。歌碑もあるそうで、また、出かけた時には、訪ねてみたいと思います♫!
他にも、歌碑があり、全部で、4つの歌碑があるそうです!
その頃の、九州の状況、720年(養老4年)に勃発した隼人の反乱と呼ばれる大規模な反乱が、征隼人将軍 大伴旅人によって翌721年に征討されたことを考えると、複雑な思いもありますが。。。
長田王〜
隼人(はやひと)の 薩摩瀬戸を 雲居なす 遠くも吾(われ)は 今日見つるかも
大伴旅人〜
隼人(はやひと)の 瀬戸の岩ほも 鮎走る 吉野の瀧(たき)に なほ しかずけり
大伴旅人は、黒之瀬戸の激しい流れを見て感動し、同時に鮎が泳いでいる故郷、吉野の川を重ね合わせ、故郷への懐かしさを読んでいます。〜とのことです(^_^)
甲斐守保孝〜
音立てて はや吹きにけり 隼人(はやひと)の 薩摩の追門(せと)の 秋の初風
1795年(寛政7年)に、記録された、書物にあるそうです。
源公朝〜
薩摩潟 瀬戸の速水の 潮騒は ただ漕ぎすぎよ 碇下さで
1310年の書物にあるそうです。
詳しくは〜 →https://kagoshimalove.com/kuronoseto-natural-park
以前、出かけた、長島町の景色とともに💞
いにしへの方々も、この景色を眺められて、思う想いがあったと思えば、また、眺める景色も奥深くなりますね〜!(^_^)
Commented by narakin at 2019-04-20 21:27
みかんやまさん、長嶋の黒之瀬戸自然が万葉集に読まれているのですね。
万葉集の巻6にあるのですね。
現在は巻5なので、巻6にたどり着くのはどのくらい先なのかな?
楽しみになりました。
by narakin | 2019-04-17 22:49 | その他 | Comments(2)